グレーゾーンな子供たちのしつけ・マナー 就学までにできること④
子供のころからガミガミ言いすぎるのは好きではありませんが、
ADSだったりADHDだったりする子の場合、
人に迷惑をかけていても、マナーが守れずその場でめちゃくちゃ浮いていても
本人はまったく気づいていない・自力で改善できないことが多々あります。
空気を読む力、相手へ配慮する力は、大人になるにつれて自然と育てばいいのですが難しいと思っています。
でもこの問題、社会人になってから周りの人が教えてくれるでしょうか?
なかなか難しいですよね。
発達障害は見た目ではわかりません。その子に寄り添って手取り足取り教えてくれたりする面倒見の良い同僚や先輩がいればラッキーですが、
そんなありがたい状況があったとしても、本人が自覚していないので
まず「助言を平気でスルーしがち」です💀
仕事先でお食事をするとき、デートをするとき、父兄のお付き合いがあるとき、
公共の乗り物や施設を利用するとき・・・
残念な印象を与えてしまう、仕事で損をする、もしかしたら悪気はないのに相手を怒らせてしまうかもしれない。
そこで
とりあえず人間って動物の社会にはこんなマナーが存在していて、そういう社会であなたたちは生きていくんだよ。
というのを日々の生活から刷り込んでおくように我が家では気を付けています。
そこには、相手への配慮であったり、感謝であったりいろいろな想いがあるのですが、
たとえその気持ちが慮れなくともいいのです🤣
所作として染みついてしまえば、将来この件で苦労することはないでしょう。
パパママと一緒にくらしている今のうちがチャンス✨✨
これはパパン自身にもいくつかあって、「ああ。損してるなー。いままで誰かをドン引きさせたり不快にさせたことあるだろなー💦」という場面をよく見ます。
本人曰く「教えてくれていた母親の言葉さえもスルーしていて、あまり耳に入っていなかった(脳に留まるようなアプローチをしてもらえなかった)」らしい。
なので一緒に本を見ながら現在進行形で子供たちと学んでいるところです。
✅参考書籍
特に我が家で苦労したのはお箸の持ち方。
二人とも体の使い方が不器用な特性があるせいか、指の動きがうまくいかず、なかなかステップアップできずにいました。
本人はすごく頑張ってる。普通のお箸を持ちたい意欲はあるのに、手がついてこない。
手がうまく動かなくて自分にイライラして泣けちゃう場面もありました。
まず、かの有名な
エジソン ベビー用箸 エジソンのお箸1 イエロー 右手用 (2歳から対象) すぐに使えるお箸
!!(2歳~5歳くらいまで)
これは問題なくすぐに持てるようになったのですが、使用して数年、年長さんになっても普通の箸が持てないのです・・・
1本、1本独立した棒を指で支えられないー💦
「見よう見まねで箸持てちゃう子すごいよー!コツわからんー!」って地味に悩みましたね😥
「握り箸でもペケ箸でもなんでもいいやん?食えればよくね?」
っとままんが諦め、やさぐれ、落ちかけたこともありましたが、「私が諦めたら誰がこの子たちに教えてやるんだーー!!」と
再び立ち上がりました😂
そして
指のリングがついてるものや、へこみがついてるものなどいろいろ試し、
最終的にたどり着いたのはこれです⬇
(5歳~6歳まで)
レーベン販売 子ども用箸 グリーン 16cm ののじ はじめてのちゃんと箸 LCS-16G/Ca
は2本の棒をシリコンで支えてくれています。
しかもこの補助シリコン、堅めと柔らかめが二種類用意されているので、手の筋肉がうまく使えるようになってきたらステップアップできます。
ちょっとしたことなんだけど✨やさしい✨涙
はじめは堅めの補助シリコンを使ってもグラグラしてうまく食べられずにいましたが、徐々に持てるようになっていきました。筋肉がついてきた証拠です。
娘ちゃんはこの箸で1年間手を鍛えて、ようやく普通の箸に移行できました。
息子くんも小学校入学までには普通のお箸に移行できそうなので、学校の給食は普通のお箸を持たせる予定です👍よかったじゃん!
できてしまえばなんてことない。
これもパパとママが残してあげられることのひとつかなー。なんて思っています。
今、すべてが完璧でなくてもいい。
彼らが大人になったとき、必要な場面に差し掛かったとき、パッと脳の引き出しが開いてくれたらそれでいいのです。
「そういえばなんかお母さんがこういうときは〇〇よ。とか言ってたなー。
何だっけかなぁ。明日出かけるまでにググっておくかー。」となればもうじゅうぶんです✨