カサンドラ症候群にならないための我が家のコミュニケーション術② パパンの嘘にひっかからない工夫
日常生活で困ることの一つが
パパンの発信する嘘情報に振り回されること
どうやら本人の感覚鈍麻ゆえ、自分で自分のことがわかっていなかったり、
時間の長さの感覚がずれているせいで、家庭ではいろいろなトラブルが起こります。
・ちょっとガソリン入れてくる。
→その日は結局夕方まで帰ってこなかった。車も持っていかれたので無い。携帯見ない。連絡つかない。
私、子供置いていけず買い物もできず、午後の予定すべて消化不能。パパンの帰宅まで乳児と共に6時間待つ。時計は見ないが、日が暮れると本能で帰ってくる。
・近いから行ってみよう。
→片道1時間半、往復して3時間の場所へ連れていかれる。帰宅時間の都合上、現地滞在時間30分。え??近かったんじゃないの????車で1時間半て近所なん???
・お腹空いてないから俺はいいよ。軽めで。
→本人申告の2倍は食べる。言われた通りに軽めに作ると、食べるのが遅い子供や私の食べるものが足りなくなる。
・ちょっと食べていい?
→味見だと思って食べさせたら半分以上食べられる。私の注文したお昼ごはんの50%がなくなる。いまさら追加注文するような感じでもないしなぁと私が我慢する。すごくお腹がすく。
・これとこれとあれを注文する。
→食べきれず残す。なぜ注文した?
・一時間後に遅刻できない用事があるのに、今から子供と公園へ行って遊び、帰りにスーパーで夕飯の買い物をしてくると言う。
→用事に遅刻する。
・できるよ。やっておくよ。
→できない。
・うん、わかった。
→わかってない。何も聞いてないし理解していないから失敗する。
などといった「パパン詐欺」によく遭い、振り回され、胃が痛くなったり、悲しい思いをしたことがよくありました。本当に頻繁にあるので油断できません。
本人は騙そうとして言っているわけではないのですが、結果的に彼の言ったことが嘘になっているため、こちらはすごく嫌な思いをしますし、遅刻により用事がキャンセル扱いになった場合は取り返しがつかないケースもあります。
なので
私は基本、彼の発信は信じません。
私は一人前量食べたいから、そんなに食べたいならお願いだから自分の分を注文してくれと先に言う😂
どーしても今日、そこへ行きたいなら一人で行ってくれと言う。
子供を連れていく場所なら所要時間を検索し調べつつ、どう計算してどう移動したら間に合うとあなたが主張するのか、もう一回彼に説明しもらい納得できたらお任せする。
本人の感覚では「可能」だと思っていることが、私の勘では「それは無理」だとわかっています。
自分の勘が彼にはわかってもらえないことがありませんか?
でも、そこはわかってほしいなんて思うのはやめましょう。
なので、我が家では失敗しても本人一人で済むことは好きにさせています✨
私には危険予測やリスク回避ができることでも、彼には想像力の欠如によりその想像ができません。
私のことをその時点では『ぎゃあぎゃあ細かく騒いでうるさい女』としか見ていないでしょう。
いくら説明したとしてもわかってもらえません。私が口うるさくいじめているような悪者になってしまいます😮
昔はこの特性の違いでずいぶん衝突しました💦
でも気づいたんです。
わかってもらうのは無理です。脳の違いです。
この特性の違いによる衝突はすごくエネルギーの無駄です。
わからないものはわからない。
私に見えることが彼には見えない。
それはどうしようもない。
だから彼のやりたいように、彼の意志を尊重してあげましょう。
なので、こういう場合は、パパンには実際に失敗してもらうことにしてます👍✨
ただ、私や子供まで毎度巻き込まれていては大変です💦
そのため、私はあらかじめパパンが失敗することを想定済みでスケジュールを組むようにしたり、子供を巻き込みそうなケースは一人で行ってもらったりしています。被弾しないように先回りして子供と自分にシールドを貼ります。
これは私の意志でできることです。
彼に巻き込まれていてはストレスはなくなりません。カサンドラ症候群にならないためには自衛が必要です。
必要があればホテルを取って子供と脱出する用意もします。
私の助言を無視して何か壊したり、失くしてくるならば、「それはあなたの責任になるので、また同じものを買ってきてね、よろしく。」と先に念を押して託します。想定済みです。
料理は大皿はやめて一人分ずつ分けて盛って食べます。食事が足りなければ軽めでいいと言った自分の申告のせいなので、私が気にかけてまた1品作るため台所に立つことはありません。
なんて冷たいんだ。
と思うかもしれませんが、日常的に繰り返し受ける なぜ?どうして?という不可解な仕打ちは塵のごとく毎日積もっていくのです。
彼が自然体でいるということは、
逆に私がそれを日常的に空気を吸うようにかわしていかなければダメージが入るということ。
この日々の理不尽な思い・ダメージが蓄積していくから辛いのです。
私は彼の母親ではありませんし、
24時間体制でついていてくれる介護ヘルパーさんでもありません
カサンドラ症候群にならないようにするためは、こういったすべての役をこなそうとする自分から卒業する必要があります。
イライラを人にぶつける、DVをする夫というのは発達障害とは関係ないと私は思っています。なんでも発達障害のせいにしてもらいたくないのもあります。
そのイライラの気持ちは本来母親にぶつけるもの。母親に認められたい・甘えたい気持ちが幼少期に満たされなったため。愛着障害。親に大切にされなかった思いを妻を母親代わりにして当たり散らすのは「毒親」「アダルトチルドレン」といった別の分野になるかと思いますので、そういった関係性で母親役をして苦労されている方と、ここでのパパンの発達障害の話とは切り離します。
私は
私の話を聞いてくれるのであればちゃんと助言するし、ちゃんとサポートします。
でも
そうではないとき、彼が好きにしたいときは、それは私の責任ではありませんし、私は責任を取りません。
なんでも先回りをしたり、後始末したりしていると彼はそれに甘えだします。
「パートナーがしっかり者でなんとかしてくれるから大丈夫だろう。」などと甘えだします。
そして自分で工夫をしたり、考えたりしなくなります。より脳停止してしまうので不注意や無配慮の特性がますます育ってしまうのです💧
ここをしっかり線引きすることで、
私の力不足ではないのか・・・
私がしっかりしないから・・・
子供を巻き込んで振り回してしまった・・・
私がなんとかリカバリーしなきゃ・・・
などと気に病むことはなくなります。
カサンドラ症候群になる人は真面目にパートナーと関わろうとしすぎなんです。関わりすぎもいけないのかもしれません。ディスタンス大事👍
こんな取り組みをしていくと
他人にガミガミ言われずパパンは自分の好きにやったことで自分に満足できます。
私も無駄な心配が減ります。事前に手は打ってあるのでお好きにどーぞー。と穏やかにいられます。
でも、助言を聞かずに好き勝手やって引き起こした失敗なら私は彼を見捨てます。
サッと距離を取ります。
なんでもかんでも先回りし、後始末をするのは私の役目ではありません。
ディスタンスディスタンス~✨
そして、そのうちに
徐々に、パパンもみすみす自分から失敗に飛び込んでいくような真似はしなくなります。
今まであんなに話してもわからなかったのに、どうして私に線引きされたのかがわかるようになってきます。
自分の頑固さやマイペースさを発揮してもなんの得にもならない(学習能力が高い)ので人の話を聞くことを学びます。
と、結婚10年目にしてやっと二人の良い落としどころを発見しました。
✅ASD(主に受動型)の人との共存で参考になった書籍
二人にとっての上手な線引きをみつけるとスッと心が楽になります。